タイムカプセル
「おーぃ!
香穂!」
誰かが私を呼んでいる
そうだっ
今日は一緒に丘にいく約束してたんだ。
忘れてた…………。
幼馴染みの男の子なんだけど、でも、幼馴染みっていうより恋人って言った方が良いのかもしれない…………///
「香穂っ…………
遅れてごめんね…m(_ _)m」
かなり凹んでいる彼。
「いいよっ。功一。
今来たとこだし……」
彼の名前は笠間功一。
私は、松田香穂。
丘に行くことを忘れていた私が待ち合わせ場所にいるなんて………なんか“変”……
「今日は珍しいね。
俺よりはやく着くなんて」
功一がからかってきた。
「…そうなんだよね…
なんか最近可笑しいなぁ
って思う…」
私がそう答えると
功一は心配していた。
「大丈夫なの?」
「うん…
多分ね…………」
私たちは丘に向かって
歩き出した。
これから
起こることも
知らずに…………