七色ライラック




まるで次元の違う場所にいるような、そんな存在。




「でも…友達と話すときにコロコロ変わる表情とか。嬉しいことがあったときの笑った顔とか、遠慮しいで聞き上手だけど悪いと思ったことはちゃんと意見してたり…」




見た感じ少し人見知りみたいだったけど、友達と話をするときとか話を聞くときとか。

彼女の表情はくるくるといろんな色に変わる。


次々と出てくるそれはどれも俺の瞳には魅力的に映って。


その中でも、やっぱり笑った顔は花が咲いたように可愛い。


それに実は意外と頑固で自分の意思はしっかりと持ってるんだ。


この間の電車での友達との会話で改めて実感した。


まぁ、結局のところ




「もう、あの存在自体が可愛すぎて仕方ない」




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