復讐=LOVE?
朝のSHRは終わり、休み時間に入った。
肩の力が抜けたように、バタンと机に突っ伏した。
まさか同じクラスになるなんて思ってもみなかった。
しかも席隣で…。
これからどうしよう…。
あたし復讐復讐言ってきたけど復讐の方法を考えてなかった…。
あたしってつくづくバカだなぁ。
そんなことを思っていると、頭上から声がした。
「なぁ。」
「はい?」
顔を上げるとあたしの前に一人の女の子が立っていた。
茶髪のショートボブが似合う背の小さい可愛らしい女の子だ。
「うちなぁ、松永穂波(マツナガホナミ)いいます。よろしゅうな!」
関西弁丸出し!!
「あ、あたしは手塚凜!よろしく。」
「うちも最近大阪から転校してきたばっかりやねん。あ!うちのことは穂波言うてな!
」
「じゃああたしのことも凜てよんで!」
「了解や!もうチャイム鳴るけん座る!ほなまたあとでな!」
そう言って穂波は自分の席に帰っていった。