復讐=LOVE?
☆王子様の本性
学校が終わり、カバンを持って席を立ち、帰ろうとした時誰かに腕を掴まれた。
…!?
振り返るとそこにはあいつが…
鈴木海が立っていた。
「な、何でしょう?」
あたしは引きつり笑顔で戸惑いを隠した。
「手塚さん。先生に学校を案内するよう頼まれたので。今日時間ありますか?」
鈴木海がにこっと笑ってたずねてきた。
…さっきと全然態度が違う!
何!?何がしたいの!?
今の鈴木海は笑顔がステキな王子様みたいだ。
「…?手塚さん?」
鈴木海は頭が混乱状態のあたしに再び問いかけてきた。
「は!?…あ、いや…はい、時間ならあります。」
もう!
混乱してる場合じゃないよ!