あなたはケイサツカン様☆
「...」
「.....」
気まずい、気まずすぎる。
誰か、この状況を何とかして!!
賑やかな街を一本抜けると
本当に静かな住宅街に出る。
街灯と灯りが薄暗く輝いていて。
それが当たる度、眩しくて目を細めてしまう。
あ、そういえば
「タイチ君、忘れてた」
タイチ君を置いてきた事を今更思い出す。
「彼なら大丈夫。俺から一言言っておいたからね」
さっきと変わらず、低い声。
やっぱりまだ、怒ってるんだ。