あなたはケイサツカン様☆
声のする方を向くと
「あれ?清香さん?」
細身のグレイのスーツをびしっと着こなし。
女のあたしでもドキドキしてしまう美人、清香さんが立っていた。
「こんにちは」
タイチ君との話し合いを一時休憩をして清香さんの所に向かう。
「こんにちは」
「今日は..そっか、お休みだったのよね」
「はい」
「ごめんね、仕事忙しくて。お休み取ってたのに..今頃龍平とデートだったのに」
「い、え大丈夫です」
別に傷付くことなんか何もない。
ただ名前を呼んだだけ。
なのに。
やっぱり胸が痛む。
こんな事で..
こんなくだらないことで。
怒るなんて..