あなたはケイサツカン様☆


声のする方を向くと




「あれ?清香さん?」



細身のグレイのスーツをびしっと着こなし。


女のあたしでもドキドキしてしまう美人、清香さんが立っていた。



「こんにちは」


タイチ君との話し合いを一時休憩をして清香さんの所に向かう。


「こんにちは」


「今日は..そっか、お休みだったのよね」


「はい」


「ごめんね、仕事忙しくて。お休み取ってたのに..今頃龍平とデートだったのに」


「い、え大丈夫です」


別に傷付くことなんか何もない。


ただ名前を呼んだだけ。


なのに。


やっぱり胸が痛む。


こんな事で..

こんなくだらないことで。


怒るなんて..
< 149 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop