あなたはケイサツカン様☆


「だ、大丈夫だからっ」


だからお願い


近くに来ないで。


あたしを..そんな風に見ないでよ。



必死に視線をそらそうとするけれど。


考えは向こうに筒抜けなのか




「優芽さん」


もう一度名前を呼ばれるとイヤでも視線を合わせてしまう。




いやだ・・

こんな風になるのも。


こんな気持ちになるのも



すっと指が伸びてあたしの瞳を拭う。




「どうして泣いてるの?」



どうしてって・・


< 159 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop