あなたはケイサツカン様☆
「だから大丈夫だよ、ね?」
ぽんっと肩を優しく叩くと振り返った龍平さんが笑った。
二人でお水をかけて、花を入れて、手を合わせる。
と、何処からか声がする。
「ありがとう」と、聞き覚えのある声が。
そうか、あの時の声はもしかしてこの人なのかもしれない。
そう思った途端、何だか温かいモノが心の中を流れていった。
大丈夫ですよ、きっと
ううん、絶対に。
龍平さんはあたしが守ってみせますから。