あなたはケイサツカン様☆



犯人の震えてる手が



指がいつ動くか分からなくて。



「携帯を下に置け!!」



言われた通りゆっくりおろした。


・・あたしまで震えてどうするのよ。



仮にも警察官の娘なのに。



床に置いた携帯を確認してから
銀行員さんの方に目を向ける。



「早く!!ここに詰めろよぉ!!」



言われるがままお金を詰め込む女の人。



どうしよう、黙ってこのまま見てる事なんて出来ないよ。



でも

あたしに出来る事なんて何一つもないし。


どうしよう、どうしよう・・


どれくらい、そう思っていたんだろう。


ぎゅっと目を瞑ってたその時だった。

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