あなたはケイサツカン様☆
「犯人に告ぐ、犯人に告ぐ!!」
マイクスピーカーを使った声が耳に届いた。
もしかして・・警察?
ってことは誰かが通報したの?
「おおおおおまえか!おまえ喋ったのか!?」
再び突きつけられた銃口に驚き、精一杯左右にクビを動かす。
「ううう嘘だ!携帯をさわっててたのは・・おおおお前だけじゃなないか!」
「ちが、あたしは何も」
「お前来い!!」
お金をいれ終えた鞄を持つと今度はあたしの方に走ってきた。
そして
「ひぃっ!!」
後ろから抱きつかれたまま頭に銃を突きつけられて銀行の自動ドアを開けた。