あなたはケイサツカン様☆


どうしよう、



あまりの恐怖に足がすくんで前に進まない。




恐る恐る前を見ると、自動ドアの向こうには
たくさんのパトカーと警察官の人たち。



その中に



あ・・龍平の姿があった。



こんな時に何でこの人も来るのよ。



もっと役に立ちそうな人いないの?



不安げに見つめるあたしに



龍平はにっこりと笑顔を向ける。



何この大変なときに笑ってられるわけ?




「い、いいいか!!!取引だぁ!!!おお俺をここから逃がせ!!!さもなければこここ、この女はこ、殺すぞぉ!!」

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