あなたはケイサツカン様☆
龍平はあたしに可愛いとか
優しいとかいうけれど。
本当は可愛くもなければ優しくもない。
あんな風に言われて那由奈ちゃんならきっと可愛く反応するんだろうけど。
あたしはただあいつの言ってくれた言葉に素直に喜べない。
もっと素直になれればいいのに。
「そういえば晩ご飯」
テーブルの上に並べられた、おかずの数々。
ハンバーグにサラダ。グラタンにスープ。
相変わらず、男なのに
女のあたしよりも料理がうまい。
「龍平さんは、ちゃんと食べてるのかな?」
ふとそんな疑問が頭の中を過ぎった。