昨日の君
始まりは
今日、2度目の春を迎えた。



慣れない高校生活もやっと1年が過ぎ、足取りも軽い。



玄関の前のクラス表に群がる生徒達



「おはよ!晴菜!」
樹吏だ。
中学時代からの大親友。
優しくて可愛いまさに理想的な女の子。
あたしとは正反対の。
「おはよ!樹吏はどこのクラスだった?」



「えーと…あたしは4組!確か晴菜も一緒だったよ?」



「本当!?……あ!あった!」あたしは4組の欄に名前を見つけた



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