ポエム

第2ボタン


『先輩私に第2ボタンください』

言いたかった
ずーっと想像して練習してた

なのに

体育館の裏であなたを見つけた次の瞬間
私の目は涙で溢れていた

『第二ボタンくれますか?』

『いいよ』

先輩の瞳にその子はいつから映っていたの?
私が先輩を好きになるより前だったの?

自分の気持ちにもっと早く気づけばよかった

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