デビルハント
順位表からちょっと目をそらすと、すぐそばに金子本人がいた。
今の会話聞かれてたかもしれない。
ちょっとビクビクしてきた。
すると真子と金子の目があった。
しばらく見つめ合い、金子に舌打ちされた。
金子はすぐその場から去った。
「私なんか悪いことでもしたのでしょうか?」
「御主をライバル視しているだろう」
「ライバルですか?
私金子さんになんかしました?」
「真子…御主鈍感すぎるだろう」
真子は特に順位にこだわらない人なので、周りの人の順位やらそんなことはあまり気にならない。
もちろん金子のことも、普通の同級生としか思ってない。