デビルハント

それを聞いて真子は気づいた。


よく一緒にいたのは梓だった。


どんな時も梓がそばにいてくれた。


彼女を失った今自分はどんな気持ちだろうか。



心に聞いてみた。


やっぱり心のどこかが欠けている気がする。


一人の人間を失うだけで、こんなに傷がつくんだと改めて思った。




やっぱり梓もそうだろうか。


彼女は、自分の気持ちを素直に言わないから全く気付かなかったが、自分と同じ思いをしているだろう。





ちゃんと自分の気持ちを伝えなくてはいけない。





「松本さんありがとうございます!」



真子は梓を探しに行った。

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