ただ1人

汐里は晃を途中まで送ることにした
晃と途中まで一緒に歩きながら話した
お別れする場所まで来ていたが
汐里は一緒に居たいと思い話していた

少し話した後、晃が言った

「じゃあ、もう帰るね」

汐里は寂しい気持ちを押し殺して
笑顔で答えた

「はぁい」

晃は汐里を抱き寄せて
キスをした
汐里は抱きつき晃に言った

「もう1回・・」

晃は笑顔になり
また優しくキスをした
そして2人は手を振り別れた
汐里は晃の姿が見えなくなるまで見続けていた

この日が汐里のファーストキスだった
汐里は1日が幸せに感じ
早く晃に会いたいと思えていた
まさか、あんなコトになるなんて
思ってもいなかった

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