ただ1人

そのメールは汐里がベッドにいるときに送られてきた。
送り主は元同中で現在はNS高校に通っている友達から
メールには、こう記されていた。

『汐里ー!!
 久しぶりっ! 元気っ!?
 じつはNS高の先輩で彼女をつくりたいって言ってる人がいるの
 汐里の学校は出会いが無さそうだから、どうかなって思ってさ☆
 先輩は優しくて良い人だから大丈夫だよ(^^)』

汐里は最初は悩んだ。
だって運命の人は自分で見つけたいと思っていたから
でも、こうゆう出会い方も良いのかなとも思えてメールを返信した。

『久しぶりっ!
 本当にっ!? ありがとっ!☆
 うちで良ければ会うよっ!!』

返信は、すぐに返ってきた

『先輩が全然OKだって!!
 今度の日曜日でいいなら会おうって言ってるよ☆』

汐里はOKのメールを返して眠りについた。
金曜日のことだった。



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