ただ1人

そして約束の日曜日

汐里は事前に伝えられていた場所に向かった
そこは近所のスーパー
スーパーには10分前に着いていた
汐里は初めての経験だったから緊張しているのか心臓の音が大きくなった

数分後・・

ポン

何かに肩をたたかれたので、その方向に向いた
そこには1人の男性がいた
汐里はもしかしてと思い聞いた

「もしかしてNS高の方ですか?」

そしたら彼は返事をしてくれた

「うん」

汐里はその言葉を聞いて安心したが次に、どんな言葉を言ったらいいのか分からないで黙っていると彼が先に言ってくれた

「外じゃなんだし中にある休憩所で話す?」

汐里は言葉で言うより先に、うなずいていた

休憩所の席に着くと最初は気まずい雰囲気だったけど
少しずつ話していくと緊張していたのが嘘みたいになくなり普通に話している自分がいた
そして話をして彼のことが少しずつ分かっていくのが嬉しかった
専門の学科だということ野球部だということ
1つ1つ彼のことを知る度に嬉しい気持ちになった

そして時間は過ぎて、帰る時間になっていた
汐里と彼は帰る直前に、お互いのアドレスを教えて別れた

これが晃(アキラ)との出会いだった



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