ただ1人

2人はE駅に着くと
自転車で一緒に汐里の家に向かいました
汐里の家には、まだ誰も帰ってきて
いませんでした
2人は汐里の部屋に居ました

汐里が座った瞬間
後ろから晃が抱きしめてきました
汐里は驚きと嬉しさで
いっぱいでした
晃は抱きしめながら言いました

「ちゃんと直接言いたかったんだ
 俺は今でも変わらず汐里が
 好きだよ
 俺と付き合ってもらえないかな?」

汐里は少し考えてから
答えました

「引っ越しは、どーしたの?」

ずっと疑問に思っていたことでした

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