天神学園の奇怪な面々Ⅴ
直後、教室に入ってくる足音。
入り口に小柄で細身の男子生徒が立っている。
金髪ロングヘアに黒目、学生服は真面目に着ているが、所々チェーンやシルバーアクセがある。
彼は咥えた煙草を携帯灰皿の中で揉み消す。
(不良や!ヤカラや!ヤンキーや!)
ダイレクトに突っ込んで殴られると嫌なので、心の中で呟くチャーリー。
リーニアは微笑む。
「1年の新倉 葉月(にいくら はづき)君ね?」
「…ああ」
葉月は冷めた表情のまま頷いた。
さて、あと一人呼んでいる。
リーニアは午後3時ちょうどにこの教室に、と伝えたのだが。
既に15分過ぎている。
来てくれないのだろうか…。
入り口に小柄で細身の男子生徒が立っている。
金髪ロングヘアに黒目、学生服は真面目に着ているが、所々チェーンやシルバーアクセがある。
彼は咥えた煙草を携帯灰皿の中で揉み消す。
(不良や!ヤカラや!ヤンキーや!)
ダイレクトに突っ込んで殴られると嫌なので、心の中で呟くチャーリー。
リーニアは微笑む。
「1年の新倉 葉月(にいくら はづき)君ね?」
「…ああ」
葉月は冷めた表情のまま頷いた。
さて、あと一人呼んでいる。
リーニアは午後3時ちょうどにこの教室に、と伝えたのだが。
既に15分過ぎている。
来てくれないのだろうか…。