天神学園の奇怪な面々Ⅴ
急に強気になったらしい。

チャーリーは色々妄想を繰り広げながら廊下を進む。

「まず手始めに龍娘先生いてもうてやな、フルボッコにした後で皆と合流すんねん。そしたら可畏と疾風と葉月の三人が、『チャーリーさんの強さには惚れ惚れしましたぁ!どうか舎弟にして下さいぃ!』言うてやな」

身振り手振りも交えて、チャーリー劇場は続く。

「ほんであの、ぽやんとした璃月ちゃんいう子が『私チャーリー君に憧れてしまいますぅ』とか言うねん、更に雲雀ちゃんとリーニアちゃんが『いやぁん、私達の方が先にチャーリー君の事目ぇつけてたんだからぁん♪』言うてやな、いやぁ困ったなぁ、そんなん言われても俺一人しかおれへんし~とかって困ってたら、あのうさぴょんまで『やだぁ、私の事忘れたらやだぁ~!チャーリー君抱いて~♪』とかって!なはははははっ!いやいやあかんがなあかんがな!舞白先輩、俺らまだ学生なのにそんな抱いて~♪とか言うたらあかんやん、不純異性交遊やん!なははははっ!言うてね~っ!」

物凄くご機嫌の体で、ニヤケ笑いを浮かべつつ廊下の曲がり角を曲がったチャーリーは。

「む?」

龍娘とご対面。

「うそーーーーーーーーんっっっ!」

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