天神学園の奇怪な面々Ⅴ
チャーリーの言葉に、龍娘はクスリとも笑わない。

「丹下達を救出に来た生徒の仲間という事は、お前も生徒指導の私に叛旗を翻す一人か?」

「ちゃうねん!ちゃうねん先生!俺脅されててん!普段から『チャーリー、一分以内に焼きそばパン買うて来い』とか言われていじめられてる子やねん俺!今回もそれで…」

「しかしお前は一年のうち一週間しか登校しないのだろう?」

(ソッコー言い訳バレてるやんっっっ!)

頭を抱えるチャーリー。

「教師に反抗的な上、仲間を売ってまで言い訳するとは…」

龍娘が拳を握り締める。

「男らしくない奴めっ!」

龍娘の愛の鞭たる平手打ち!

「ひぃいぃぃいいっ!」

咄嗟にしゃがんで…というか腰を抜かして回避するチャーリー。

しかし龍娘の平手打ちの威力は凄まじく、空振りにもかかわらず強烈な風圧が巻き起こった!

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