天神学園の奇怪な面々Ⅴ
「さぁて、先生~?」

チャーリーがニヤニヤ笑う。

「えらい俺の事ボロクソに言いよってからに…覚悟は出来てますやろなぁ…?」

「くっ…」

歯噛みしつつ後ずさりする龍娘。

こちらの攻撃は一切通用しない。

つまり一方的に攻撃され続ける事も考えられる。

「先生、俺も鬼やないねん。今のうちに俺に謝っとき?『私なんてチャーリー様の足元にも及びませんでした。もう二度とチャーリー様には口出し致しません。一生下僕として仕えます』って言うてみ?」

圧倒的優位に立った事で、すっかり調子に乗るチャーリー。

「ふざけるな!たとえ勝ち目がなかろうと、誇りを捨ててまで私は屈服などせん!」

キッとチャーリーを睨む龍娘。

「おーおー、いきがりよってからに。気の強い女も嫌いやないでぇ?ぐふふふふ」

完全に悪者面のチャーリーである。

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