天神学園の奇怪な面々Ⅴ
龍娘の体が大きく吹き飛ばされる!

鍛錬によって十分に鍛え抜かれた肉体ではあるが、それでも龍娘は疾風のパンチを受け止めきれずに壁に叩きつけられてしまった。

「つぅ…」

パンチを受けた部分が鈍い痛みを伴う。

骨までイッていないとは思うが…。

それよりも。

「さんだーはりけーんぱんち…」

恐らくは御『雷』疾『風』で『サンダーハリケーン』なのだろう。

本来風は『ウインド』なのだが、『ハリケーン』の方が語呂がよい。

(何というか…)

密かに龍娘は考える。

(ネーミングセンスが丹下に似ているな…厨二病の匂いがする…)

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