天神学園の奇怪な面々Ⅴ
「願わくば…大怪我しないでくれよ、先生!」

しっかりと床に踏ん張り、右腕に左手を添えて。

「トゥエルブニードルゥッ…クラッシャアァァァァァッ!」

パワードスーツの右腕から発射される12本の金属製の杭!

杭といっても、その太さは大人の指よりも太いものだ。

鋭利に研ぎ澄まされた凶器が、龍娘目掛けて襲い掛かる!

「な…疾風お前…正気かっ?」

言いつつ全速力で杭を回避する龍娘。

彼女の回避した後の床に、壁に、鈍い音を立てて金属の杭が深々と突き刺さっていく!

< 132 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop