天神学園の奇怪な面々Ⅴ
しかし、校門を潜るとその日の全ての校則違反は帳消しに…。

「……!」

そこまで考えて、葉月は龍娘の真意に気づいた。

「粋な計らいだな、龍娘『先生』」

ニヤリと笑う葉月。

「フン…」

薄闇の中、微かに龍娘の頬が赤くなっているように見えた。

「お前のような生徒の相手はもううんざりだ。さっさと帰れ」





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