天神学園の奇怪な面々Ⅴ
エピローグの代わりといっては何ですが
「さぁさっさと失せろ問題児ども!」

シッシッと追い払うように。

龍娘はそれまでの執拗な追跡を諦め、生徒達に背を向ける。

「全く…私はお前達ばかりに構っている暇などないのだぞ。お陰で今夜は徹夜で残りの仕事を片付けねばならんではないか」

「手伝おうか?先生?」

雲雀が言う。

「フン」

龍娘は鼻を鳴らした。

「お前らは夏休みだろうが。私の仕事が残業ならば、お前らの仕事は夏休みにいい思い出を作る事だ」

< 181 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop