天神学園の奇怪な面々Ⅴ
「アスラ母上から『お達し』があったわ。先生の足止めはこれくらいでいいってさ」

そう言った瞬間、またも発光する可畏の全身。

眩さに目を細め、身を硬くする龍娘。

次に視覚が戻る頃には。

「手間をかけた…」

大男の姿に戻った可畏が、両手を揃えて龍娘の前に出していた。

「停学、退学、処分は甘んじて受けよう…さぁ、捕縛を」

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