天神学園の奇怪な面々Ⅴ

一条 璃月は天然クラッシャー

「よし…」

ここまで共に逃走していたリーニア、チャーリー、璃月が廊下の真ん中で立ち止まる。

「葉月君も舞白さんも疾風君も雲雀さんも、皆バラバラに行動開始したわ。私達もここで別行動にしましょう」

「あかーーーーーんっっ！」

リーニアの案に真っ先に異議を唱えたのはチャーリー。

「女の子が単独行動とったら危ないやん！」

とか言っているが、戦闘力のある者がそばにいなくなる事が怖いだけだ。

何しろ追って来るのは『天神学園の完璧超人』。

捕まればどこまでコテンパンにされるかわからない。