天神学園の奇怪な面々Ⅴ
その爪をユラリと構え。

「先生…私、先生にはとても興味を持っていました」

リーニアは年頃の少女らしい笑顔を見せる。

「最初に龍太郎君達を助けにいった時に先生が見せた、あの殺気じみた気迫…私ドキドキしたんですよ?『ただの人間』でも、鍛え抜けばあれ程の気迫を発散する事ができるんだって…」

彼女の少女らしい笑みは。

「…!」

龍娘がゾクリとするほどの狂喜へと変貌する。

「一目見た時から思っていたんです…教師とか生徒とか、そういうのを抜きにして、先生とは激しく踊ってみたいって…手加減無し、生きるか死ぬかの瀬戸際の、薄氷を踏むような戦いをしてみたいって思っていたんです…!」

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