炭坑の子供たち(1)
 「駐在さん、誰か、女風呂を覗きよるばい」

「何ちや」

キンゴローは、自転車に飛び乗って走り出し

中学生達は、走って後に続く

風呂場の裏に着いてみると

あんちゃんは、女湯を覗きながら

いきり立ったイチモツを、前後にこすり

いわゆる、自家発電の真っ最中であった。

充電に夢中のあまり、キンゴローに全く気付いてなかった。

「こらあっ〇〇っ、又お前かっ、汚いチ〇ポ出しやがって、今度こそ、覗きと、ワイセツ物陳列罪で逮捕するぞ」

と、大目玉を食らっていたが、決して、逮捕される事はなかった。

この頃は、まだ警察官もおうようにあって、人情味があった。


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