Reminiscence
フェンは人々の視線の先に行ってみることにした。
真っ暗で誰もいない。
道しるべもない。
まっすぐ歩くことすら困難だろう。
フェンは深呼吸をすると目を閉じた。
ロマからは何も見えない、聞こえないという状態で一直線に歩く技を教えてもらっていた。
それはこのときのためだったのだろうか。
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