Reminiscence
歩き続けると、光を感じた。
目を開けると、一振りの不思議な剣が遠くに見えた。
近づいてみてみると、剣とは少し違うようだった。
片刃の剣だ。
刀身は黒く、刃部だけ銀色に光っている。
ああ、これは刀だ、とフェンは気づいた。
東洋の小さな島に伝わるという、異世界から来た、マナもないのに丈夫で強い武器。
ロマがそう言っていた。
でも、こんなものがどうしてここに?
< 156 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop