Reminiscence
『どうやらお前も私と同じ、強固な運命に縛られた者らしい。少し、私の話を聞け。私は、ゼルシュのアサシンだった。闇に乗じて人を殺め、身を隠して盗みをはたらく、な』
ロマはその日も仕事によって人を暗殺した。
その人物は必死に逃げ回り、森の中に逃げ込んだ。
ロマはその人物を追いかけ森に入り、そして殺した。
こんな深い森だ、死体は放置しておいてもいいだろう、きっと森の生き物が片づけるはずだ。
ロマは頬についた血をぬぐった。
その時、何か光るものを見た気がした。
それが何か気になり、歩を進めた。
そこには、一振りの刀があった。
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