Reminiscence
「南にはまあ、ちょっとした知り合いがいて話しにいっただけの予定だった。ワープ登録してたからいけたわけだが」
「ワープ登録?でもこの村には登録場所はないですよね?」
「フェン、話しがさっそく逸れてる。……まあいい。この国はフィールドで分けれられている。話したこともあっただろう。草原と森、海や川辺といったフィールドには不可視の空間歪曲があって、特定の場所からしか隣接したフィールドに抜けることができない。いいか?」
「はい」
フェンはマップの内容を思い出していた。
そういえば、マップには必ず門の形をした記号が2つないし多くて5つほどあった気がする。
そこがそのフィールドへの出入り口、ということなのだろう。
< 194 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop