Reminiscence
ダフネンという街は聖リーディアス王国、通称セント・リーディアスの東の端に位置する。
海に面しており、敵国からの進撃もなく、また温暖な気候により農作物も家畜の生産量も多く、裕福なので『楽園(エデン)』と呼ばれていた。
しかし、ダフネンの北西に位置する、人の入れない森、精霊の森があったため、王都にも主要都市にもなれず、ただダフネンの人々はのんびりと暮らしていた。
その精霊の森に面した、比較的貧しい小さな村、クラドでフェンは生まれた。

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