Reminiscence
建国記には、王には12人の仲間がいたと記されていた。
その仲間が12騎士の元になる存在なのだろう。
はるかな古い記憶をもつ亜人、メモリーラビット……賢者。
王を邪悪な力から守った黒魔道士。
仲間を癒し、力を増幅させた白魔道士。
常に王の傍らに立ち、その権威を力で示した剣士。
捕えられた王が見せしめに処刑されようとしたとき、言葉によって民を奮い立たせ王を救った雄弁家。
王とその仲間達の行く道を占い、道を示した呪術師。
王に襲い掛かる魔獣を的確に射殺したスナイパー。
知識を提供し、王に新たな魔法――のちに聖・リーディアスの魔法の基礎になった――を授けた学者。
王の証にもなる12の貴石が奪われた際、あらゆる魔法トラップをかいくぐり、それを盗み返したシーフ。
王を敵視する者を徹底的に調べ上げ、あらゆる手段を尽くしてそれらを排除したアサシン。
3女神に祈りを奉げ、神の声を聴いた司祭。
そして、3女神に愛と命を示し、約束を交わし、聖・リーディアスを保護する結界を創り上げた契約者。
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