Reminiscence
あらかた読み終わり、本を閉じようとしたところ、フェンは白紙のページの下に署名があるのに気が付いた。
『Lunafiana=Rynn』
ルナ……いや、これはルーナフィアナ。ルーナフィアナ=リン。
フェンははっと息をのんだ。まさか、この名前は建国の王と共に旅をしたという12騎士の一人、契約者ルーナフィアナのことなのだろうか。
ページをめくると、金色の魔方陣がそこにあった。
フェンがそれに触れると、魔方陣は淡く輝き、金色のインクが移動を始めた。
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