Reminiscence
『やつらはお前をただの子供だと油断して襲い掛かってくるだろう。だからお前は一気にやつらをたおせ。私の分とふくめて、これで野盗の規模は1/4に減るだろう』
フェンは素早く身近にいる野盗を振り払っていった。
不意打ちに精霊の力で強化されたフェンの攻撃をまともに受けた野盗は残らず昏倒した。
しかし、フェンがただの子供ではないと気付いた野盗は武器を構え、じりじりとフェンを囲むように動きだした。
フェンは後ろに飛び跳ねて後退する。
嘘のように体は軽く、羽がはえているような錯覚をした。
ちょうど同じときに旅人も後退していた。
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