今までも、これからも。
そんな廉は朝にも弱い

廉のおばさんは朝早くから仕事だから

変わりに私が起しに行く

「廉!ほら起きて!

 もう朝だよ!学校行くよ!」

「ん~...

 もうちょっとだけ...」

っていっつもだだをこねる

うん

「こんな眠そうな廉も可愛くて好きだ」

って何言ってんだ私!!

廉が寝ててよかった...

いや、でもさ

あまりにも廉が可愛いから悪いと思う...

じゃなくて!!

起さなきゃ学校に遅刻する!!

「廉!ほら起きて!」

「ん~?

 じゃぁチュウしてくれたら起きる~」

ドキッ...

ってなるかボケェ!!

どこの女と間違ってんだこのバカ廉!

大ッ嫌い.....な訳あるか!

ちーがーうー!!

起さなきゃダメなの!

こうなれば最後の手段だ!

「あ、虫さんが」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ほら起きるた。

絶叫しながら!

「うっそだよーん☆」

「最悪...」

最悪なのはこっちだよ!

死...んじゃダメだけど

半殺しくらいになってしまえ!

いや、でも廉がけがしたら嫌だな...

じゃない!!

ホント自分どうかしてるよ...

「まだ眠いー」

「何でもいいからさっさと準備して!」

はぁ...

「ってえぇ!?」

何普通に着替えだしてるの!?

「えっ!?まだ私いるんですけどっ!?

 女の子がここにいるんですけどっ!?」

「え?一緒に風呂入ったじゃん

 今更なに言ってるんだ?」

「それは昔の話!」

すぐさま部屋から飛び出る

「はぁ...」

と、ため息をつく

廉は私を女の子として見てくれない

それはいつもの事なんだけど

やっぱりなぁ...

まぁ男の部屋に女の子一人で入る

ってトコからダメなんだろうけど...

今更って感じがする...

どうしたら女の子として

見てくれるのかなぁ...

バカ廉


*
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