今までも、これからも。
彼女
「依織昨日休んでたから知らないだろうけど

 昨日あの子が告白して廉がOKしたって」

遊伊香が説明してくれたけど

私は何も考えられなくて

ただ

目の前にある現実を受け入れられなかった。

あの廉が...?

今まで散々ナンパはしてきたけど

彼女がいた事は一度もなかった。

だから安心してたんだ私。

廉に一番近いのは私だと

ずっと廉とは一緒なんだと

自惚れてた。

幼馴染なんて

近くて一番遠いモノなのに。

自分何してるんだろう。

「遊伊香ごめん。

 まだ体調悪いみたいだから保健室行ってくる」

「え!?ちょっと依織!」

私は廉を見ないように

すぐさまその場を逃げるように去った。


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