今までも、これからも。
何だかんだで支度した廉と学校へ向かう

これは幼馴染の特権みたいな?

「依織は朝強いな~

 何でそんな早く起きれるんだ...?」

そんなの早く起きて廉を起す為

何て言えるはずもない

「廉は夜遅くまで起きてるからじゃないの?」

「え!?何で知ってるの!?

 ま...まさかストー「夜遅くまで電気付いてるからでしょ!」

家が隣で窓を開ければすぐ廉の部屋

昔は夜に窓を開けてよく喋ってたけど

今はカーテンを閉めてなるべく見ないようにする

何か恥ずかしいし...

廉と一緒に通学路を歩くと

長いはずの道はあっという間で

すぐに教室に付いてしまう

「「おはよー」」

廉は少し眠そうに

私は普通に二人にあいさつ。

二人とは私たちの友達

桐嶋夜汰郎<キリシマヤタロウ>と

靖田遊伊香<ヤスダユイカ>

夜汰朗は名前が長いから

いつも「夜汰」って呼ぶ。

遊伊香は私の大親友で

廉が好きな事は言ってる

やっぱり親友に嘘はつけないし...

こんな4人で日々をまぁ楽しく過ごしてる

「なぁ廉ー!今日むっちゃ可愛い子見っけたんだぜ!」

「何だって!?誰だ!何処だ!」

うん...

夜汰も軽いです...

「ホント男ってあんなんなんだろうね...」

「男がみんなあんなんじゃない事を祈ろう...」

2人でため息をつく

遊伊香は弥汰の事が好きらしい

うん、お互い苦労するよね...

「可愛い子に反応しないのは男じゃない!

 そうだろ夜汰!!」

「そうであります廉隊長!!

 お前らが少しは可愛くなれ!!」

「「黙れ」」

二人で声を合わせ睨みつける

ホント無神経だ

なんであんなのを好きになったんだ?

自分が分かんない...

王子様みたいな誠実な人が現れないかな~

まぁ現実に王子様がいるのか

って話なんだけどね...

夢ってヤツですよ...


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