あたしの彼氏はお兄サマ!?
「今から各自したい種目のところで練習!!」
っえ!?あたし、したいの決まってないんですけど!!
「ゆーかあ!決まってないんでしょ?じゃあ、砲丸いかない?
まだ、体験だしさ。いいでしょ?」
あたしのこと気にしてくれてたの・・・?
「うん!!」
やっぱり葵は親友だね!
砲丸のサークルのところに行くと、女子の先輩がいた。
「あの、一緒に投げさせてもらえますか?」
「ああ・・・どうぞ」
ん・・・?なんか態度が冷たい・・・?
それに、葵を見る目が妙に鋭い。
「ねぇ・・・あの1年調子乗ってない?」
「だよねー。推薦で入ったんでしょ?中学のときに県体行ったからって
調子こいてるよね!」
・・・っは!?誰が調子こいてるって!!?
プツン
「あんたら、ただ葵のことひがんでるだけじゃない!!」
「っは!?あんた1年だよね?先輩にそんな口のきき方
してもいいとおもってんの?」
「先輩だろーがカンケーないよ!!あたしの親友になにいってくれんんのよ!!?」
「な・・・なによ!!どーせあんただって推薦かなんかでしょ!?」
「あ・・・!あたしこいつ知ってる!!たしかハードルで県2位だよ!」
「ほら!あんただって、推薦だからって調子こいてんでしょ!?」