あたしの彼氏はお兄サマ!?

「こんにちは、テキトー男です」


笑顔に見えたが、目がまったく笑っていなかった


「ぁはっ・・・あははははは・・・」


そのまま、うしろに逃げようとしたら、思いっきり肩を
つかまれた。


「逃げよ―としてんじゃねぇ」


っひ!!入学式のときとは違う、低い声が耳に響いた。


「話があんだよ、ちょっと顔貸せ」



「い・・・いやああああ」


先輩は何も言わずにあたしを連れて行く。
 


――ドンッ


思いっきり壁にぶつけられた


「痛っ・・・」


背中打っちゃったじゃんか・・・


涙目でうったえる。


「なんか、文句あんのか?」


あるに決まってんでしょ―!!!


っなんていえるわけもなく・・・


「話ってなんですか?」


「おおっ!そーだったそーだった」


そーだったって、完全に忘れてたでしょ!!やっぱり、テキ・・・

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