お姫様と美しき百合
コンコン････。

「はるか様？、麗華の執事の飛鳥ですが」

「乃木坂さんの････どうぞ」


「失礼します」


扉を開けると長い髪にカチューシャを付けた美しい少女が飛鳥をみればにっこりと微笑み、ベッドに腰掛けていた。


「貴女が小笠原春香様ですね？、私は麗華お嬢様の執事で飛鳥って呼ばれてるので遠慮なく呼び捨てでお願いします。旦那様からお話は伺っておりますよ」


「私は小笠原春香と申します、乃木坂さんとは同じクラスで････これからお世話になりますね♪」

そう言うと立ち上がり一礼をする。

なんて礼儀正しいお嬢様なんだ。

俺のご主人様とは大分違うな････。

「って事は麗華お嬢様のお友達ですよね？」

「残念ながら、あまりお話ししたことがないのです････。でも、私の母と乃木坂さんのお母様は仲がなよろしくてお父様同士も親しい関係だったので昔は良く四人で遊んでいたと母からうかがっていますわ。」

「そうでしたか、でしたらお嬢様もよろしくお願いします」


「もちろんですわ、お話ししてみたいとも思っていましたし」

「では、こちらがお嬢様のおへやですので。何かありましたらおよびください、しつれいします。」

地図を手渡すと部屋をでる。

麗華と仲良くなれると良いけどな････。
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表紙・目次

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