つないだ手。
私は車を見つめて固まった。

泣き腫らした顔を
見られたくない………

どうしよう…

でも………


やっぱり会いたい……



「乗れ!」

窓を開けてヒロくんが叫ぶ

私はその場に座って
動けなかった。


すると車を降りてきて

私を持ち上げ
無理矢理車に乗せた。


泣きすぎて息が出来ない。
状況も飲み込めない。

なんで…

なんでここに居るの……?

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