つないだ手。

私のことがまだ
頭の片隅にあるんなら…

きっと連絡くれるはず…

私はそう思っていた。










次の日指定された時間に
私は居酒屋に行った。

「こんにちは〜」

私はそう言って裏口から
入った。

「おぉ!待ってた待ってた!」

面接をしてくれた
男の人が奥から出てきた。

胸についた名札に
〈店長 山下〉と
書いてあった。
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