つないだ手。
「どうも〜」

私も紗江の隣に座った。

もう一人の男は
帰るらしく

「じゃ、また〜」

と行って部屋を出た。


「アイツ女居るから
女の子とは遊ばないのよ」

サングラスボーイが言った。

「じゃあうちら
邪魔だったよね?」

私が聞くと紗江の気になってる
お猿さんが

「いやいや!
イブに女の子なしなんて
ありえないから!!」

と、またマイクで言った。

そしてまたまたマイクで

「とりあえず俺ヒロ!!
んでそいつがトモ!!
んで〜紗江ちゃんは〜…
黒ギャル?白ギャル?
どっち!?」

と言った。

「黒ギャル〜」
紗江がだるそうに
私の方を見ながら答えた。

紗江は気になる人の方を
見れないし
気になる人には
かなり冷たい。

ほんっとに損な性格。

ヒロくんも微妙な
顔してた。

「………………えっと!

じゃあ白ギャルちゃん
名前は??」

「ゆう……な……

あっえっと、結菜です!」

危うく源治名言っちゃう
とこだった!!!!!


「結菜ちゃんね!

じゃあ〜メリークリスマス!
イッエーイ!!乾杯!!」

ヒロくんはかなり
酔っ払ってるらしく
一人で空中で乾杯をして
ビールを一気した。
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