つないだ手。
ヒロくんが私の前に立ち

「結菜……」

と切なそうに言った。

「俺さ、

そう言った時受付を終えた
タクヤが私のところに来て

ヒロくんを見て

「知り合い?」

と私に聞いた。


なんて言おう…

どうしたらいいの……


でも私は……

もうヒロくんとは居られない。

好きになれないんだよ…

好きになる資格が
ないんだよ………


けどヒロくんを見ると

目の前にすると……


やっぱり大好きで、

愛しくて苦しくて。


忘れることなんて

全く出来ていなくて、

何一つ変わらない、

いや、どんどん

好きになり続けている気持ちに

気付いたんだ。
< 148 / 256 >

この作品をシェア

pagetop